消化器内科

消化器内科のご説明

食道、胃、小腸、大腸といった消化管、肝臓、胆のう、胆管といった肝胆道系および膵臓など消化器全般の疾患を担当する診療科です。胃、大腸内視鏡、CT、MRI、腹部超音波検査などの検査・機器を駆使して確実な診断をつけ、最善の治療に結びつけていきます。

医師紹介

高森 旭隆 たかもり てるたか
専門
内科、消化器疾患の診療、胃・大腸内視鏡検査、治療
経歴
  • 平成02年 鹿児島大学医学部卒  同第2内科入局
  • 平成10年 内田病院勤務
  • 平成18年より現職
資格
  • 日本内科学会認定医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器病学会専門医
中江 浩彦 なかえ ひろひこ
経歴
  • 2010年3月 東海大学医学部卒業
  • 2010年4月 海老名総合病院(初期研修)
  • 2012年4月 東海大学医学部 消化器内科 臨床助手
  • 2016年4月 海老名総合病院 消化器内科
  • 2020年4月 海老名総合病院 消化器内科 医長
  • 2021年4月 東海大学医学部 消化器内科 助教
  • 2022年4月 守谷慶友病院 消化器内科 入職
資格
  • 消化器内視鏡専門医証/日本消化器内視鏡学会
  • 消化器病専門医証/日本消化器病学会
  • 総合内科専門医・認定医/日本内科学会
  • 医学博士

対象疾患

1.食道疾患

胃食道逆流症、食道裂孔ヘルニア、食道潰瘍、食道異物、食道静脈瘤、食道がん、バレット食道、バレット食道がん。

2.胃疾患

胃、十二指腸潰瘍、潰瘍出血、慢性胃炎、機能性胃腸症、胃異物、胃腺腫、胃がん、胃リンパ腫、胃粘膜下腫瘍、神経内分泌腫瘍(NET)、胃アニサキス症

3.大腸疾患

過敏性腸症候群、大腸憩室症、便秘症、虚血性大腸炎、感染性腸炎、腸結核、潰瘍性大腸炎、クローンー病、腸型ベーチェト病、大腸ポリープ、大腸がん

4.肝疾患

急性肝炎、慢性肝炎、肝硬変、肝臓がん、非アルコール性脂肪性肝炎(NASH)、アルコール性肝障害、自己免疫性肝炎、原発性胆汁性胆管炎、原発性硬化性胆管炎、薬剤性肝障害

5.胆膵疾患

急性膵炎、胆のう炎、胆のう結石、総胆管結石、膵のう胞、膵がん、胆道がん

内視鏡検査・治療

  1. ◆胃カメラ検査では通常の方法に加えて鎮静剤の静脈注射による静脈麻酔法や経鼻内視鏡鏡を積極的に使用し、苦痛なき内視鏡検査を行っています。
    ◆大腸内視鏡検査では全例静脈麻酔法で検査を行っています。
    ◆胃、大腸内視鏡検査を同日に行うことも可能です。
    ◆診断と治療に知識と経験の豊富な日本消化器内視鏡学会認定内視鏡専門医が検査にあたります。通常白色光、色素観察や狭帯域光(NBI)を用いた観察によりがんの早期発見、正確な病変範囲診断に努めています。
    ◆使用後の内視鏡は速やかに洗浄、消毒を行っています。感染防止のため、洗浄・消毒ガイドラインに沿って実践しています。
  2. ピロリ菌感染は胃、十二指腸潰瘍、胃がんのリスク因子であるため、当院ではピロリ菌感染症例に対し積極的に除菌治療を行っています。通常の保険診療(1次除菌、2次除菌)で除菌できない患者様には3次除菌(自費診療)も行っています。
  3. 2017年度のがんによる死亡率を臓器別にみると、男性では大腸がんが3位、女性では1位となっています。男女ともに大腸がんは増え続けています。大腸がんの多くは腺腫(ポリープ)が成長と同時に悪性化し、発生します。したがって腺腫を切除してしまえば、大腸がんを予防できることになります。当院では、小さいポリープに対し高周波電流を使用しない新しいポリープ摘除法(cold polypectomy)でポリープを摘除し、大きいポリープや早期大腸がんに対し内視鏡的粘膜切除術を用いて病変の切除を行っています。
  4. 当院では、吐血、下血など消化管出血が疑われる場合は、随時内視鏡的止血術を行っています。また、食道静脈瘤破裂の予防や出血した際の緊急止血法として内視鏡的静脈瘤結紮術(EVL)も行っています。