糖尿病は十分に血糖をコントロール(血糖の正常化)できたとしても、生活習慣の乱れや薬物治療の中断などにより、容易に悪化してしまいます。また薬だけで優れた血糖コントロールを維持することはむずかしく、食事や運動といった生活習慣の是正が必要となります。継続的な管理(検査と治療)が必要な理由はここにあります。
合併症の進行を阻止し、健康寿命を延ばし、高いクオリティオブライフ(人生を楽しく生きること)を保つことが当科の目標です。専門外来ではコメディカルスタッフと協力して、より良いコントロール(適正体重の維持、血糖、血圧、脂質の是正)が達成できるようにお手伝いいたします。
糖尿病内科診療日
受付時間 8:30~11:30 / 13:30~16:30(要予約)
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 金澤阿佐子 | 熊谷尚子 | 熊谷尚子 | |||
午後 | 熊谷尚子 | 熊谷尚子 |
※初診の方はお電話にて予約可能です。または他科受診時に担当医が予約をお取りすることも可能です。
熊谷尚子

診療科:糖尿病内科
診察日:毎週 木曜日 午前・午後 / 金曜日 午前・午後
※診察は予約制となっております。あらかじめご了承ください。
金澤阿佐子
診療科:糖尿病内科
診察日:毎週 月曜日 午前
診察の流れ
新患の場合
初診当日は
- 自己学習テキスト
- 眼科受診(すすめ)
- 外来個人栄養指導の予約などを行っていただきます。
初診時にお持ちいただきたい物
- 健康保険証
- お薬手帳または内服中のお薬自体(お持ちの方)
- 紹介状(お持ちの方)
- 公費受給者証(公費を利用して受診される方)
- 血糖自己測定機械(SMBG)
※自己判断による無断での転院はご遠慮下さい。
再診の場合
※必ず糖尿病手帳(健康手帳と眼手帳のセット)をご持参ください。
※いつも通り食事をして、きちんと薬を服用してから来院ください。食事開始からの時間を確認します。
※体重は毎回外来で計り、記録します。(毎日の自宅での測定は大切ですが、体重の自己申告はダメです)
専門外来で勧めている糖尿病関連検査
1~2カ月おき | 血液検査(HbA1c、血糖、脂質、肝腎機能、貧血、電解質)、尿たん白検査 |
3ヶ月おき | 尿中アルブミン(早期腎症の検査) |
年1回 | 胸部レントゲン(心肺)、心電図(心臓)、脈波検査(下肢動脈硬化) 頸動脈エコー(頸動脈~脳動脈硬化)、脳MRI、脂肪CT(内臓脂肪) |
年1回~数回 | 眼科での眼底検査(人間ドックなどでの眼底カメラ撮影は不可) |
※合併症の進行が疑われた場合は、当院の、循環器科、腎臓内科、血管外科などと連携して診断・治療にあたっていきます。ご不便をおかけして申し訳ありませんが、眼科、皮膚科については近隣の病院へ紹介しています。
専門外来担当看護師より患者様へメッセージ
糖尿病という病気は残念ながら一生つき合っていかなければなりません。また、一番怖いのは腎症、網膜症、神経障害などの合併症です。このため糖尿病を正しく理解し、自己管理を行っていくことが大切です。その第一歩が糖尿病外来への受診となります。
私たち看護師は、患者様やご家族に糖尿病に対する理解を深めていただき、日常生活を送る上での具体的な方法を説明しています。糖尿病は自覚症状が出にくい病気ですが、油断しないで一緒にがんばっていきましょう。
お家で低糖質クッキングに挑戦!!
外出自粛規制期間は、学校にいけないお子さんと一緒に園芸や日曜大工などの創作活動するご家庭も多かったようです。
そういった活動の一環で、ご家族のコミュニケーションに料理も一役買っていました。しかし、糖尿病外来に通う患者さんたちにとって、作った料理によっては血糖値への影響が気になるところですね。
最近では食後の血糖値の上昇をより穏やかにする、低糖質の食品や、低糖質の料理を紹介する書籍やサイトが多くみられるようになりました。
今回はそんな低糖質料理本の1冊から、食事とお菓子1品ずつを当院糖尿病サポート委員会メンバーが実際に作ってご紹介したいと思います。
血糖値やヘモグロビンエーワンシー(HbA1c)を気にせず家族のコミュニケーションを楽しめる、低糖質クッキングに皆さんもぜひ挑戦して下さい。