院長あいさつ

はじめまして。守谷慶友病院院長の野尻卓也と申します。

当院は、地域の皆さまが安心して相談できる「敷居の低い病院」であることをモットーとしています。体調に不安を感じたとき、いつでも気軽に受診いただける“身近な医療の拠点”としての役割を果たしてまいります。

病院の使命は、困っている方を助けることにあります。お困りごとの内容や程度は人それぞれ異なります。しかし、それが軽い症状であれ重い病気であれ、症状を問わず誠実に向き合い対応することが、医療者の務めです。

これまで医療は専門性を高める方向に進み、その一方で「全身を診る、全体を診る」視点がやや薄れがちだったように思います。地域の病院である私たちは、専門性を備えつつも、全身を俯瞰して種々の病気を確実に診断、治療することにも注力してまいります。

先代理事長が掲げた「夢と希望と勇気を与えられる医療、看護、介護」という理念を、私もこれからも大切にしていきます。わたし自身の行動指針は、「患者さんファースト」「患者さんに喜んでもらう 」ことであります。ここでいう「ファースト 」とは、単なるおもてなしではありません。患者さんに寄り添い、「良くなりましたね」と一緒に喜び合うこと、時には「残念でしたね」とともに涙し慰めること、そうした心の通い合いこそが、病院における「ファースト 」 の姿だと考えます。

患者さんの気持ちを理解し、ご家族の思いもくみ取り、人としての温かさを持った医療を提供したいと思います。