室内でもまぶしい、目が乾く感じがする、または顔や目のまわりがピクピク動く、こんなことはありませんか?
歳のせい、疲れているだけと思い込んでいませんか?
もしかしたら治療の必要な病気が隠れているかもしれません。
眼瞼けいれんによくみられる症状
眼瞼(がんけん)けいれんってどんな病気?
Dr.山中
自分の意志に関係なく、自由にお目を開けることがしにくくなったり、まばたきが増えたりする病気です。
眼瞼けいれんの症状は目に現れますが、原因は目やまぶたにあるのではなく、脳内から正しい指令が伝わらず、目の開閉がうまく機能しなくなるものです。
脳神経眼科学会眼瞼痙攣診療ガイドライン委員会、日眼会誌 2011:115:617.628
若倉雅登 日眼会誌 2011:115:617.628
中高年の女性の多く見られます
眼瞼けいれんは、50~70歳代の、特に女性に多く診られる病気です。まれに、20歳代でも起こることがあります。
また、女性のかかる割合は、男性の約2倍といわれています。
眼瞼けいれんは、過剰なストレスや一部の睡眠導入薬が誘因になることもありますが、普通に生活している方にも多い病気です。
初期にはドライアイと似通った症状が見られます
- 初期には:まぶしい、目を開けているのがつらい、目が乾くなど多様で、ドライアイと似通った症状が見られます。
- 進行すると:自分の意志で目を開けようとしても、目を開けられなくなり、手を使って開けなければならない場合もあります。
症状が進行すると・・・
まぶたが開かなくなり、目が見えない状態になります。
目の違和感諦めていませんか?下記事項に当てはまる物があったら、一度当院にご相談下さい。
- ドライアイの治療を受けても治らない
- 更年期の症状だとあきらめている
- 目が開けづらいので外出をひかえている
- まぶしく帽子やめがねが手放せない
- 市販の目薬ではあまりよくならない
- 人ごみで人や物にぶつかる、またはぶつかりそうになる
- 危険を感じるので車や自転車の運転をしなくなった