エコノミークラス症候群に要注意‼
この度のコロナウイルス感染症で亡くなられた患者様、闘病中の皆様に心からお見舞いを申し上げます。
今回のような緊急事態宣言のもとで、多数の方が在宅勤務あるいはご自宅に籠っておられることと思います。
また、ご家族への感染リスクを配慮して車中泊で過ごされているという報道もみられます。
過去の地震災害等で頻発した避難所ではエコノミークラス症候群(※)は多数発生しました。
今回の環境もその危険性が高まってしまう状況にあります。
(※足の静脈に血の塊ができて肺の血管に飛んで急に息ができなくなってしまう病気、肺血栓塞栓症と深部静脈血栓症)
エコノミークラス症候群を予防に重要なことは、足を動かすことと水分を十分に摂ることです。
<症状>
- 足のむくみ
- ふくらはぎが赤黒く変色する
- 痛みや熱感 など
このような場合には早めに医療機関にご相談を。
症状がない場合も多くあり、予防が大切です!
<高リスクな方>
- 静脈血栓塞栓症を過去に起こした方
- 最近手術を受けた方、肥満のある方
- ご高齢の方
- 妊娠中の方
- 経口避妊薬を内服されている方 など
足を動かすこととは
- 自宅でラジオ体操などの軽い運動をする
- 在宅勤務では長時間の座位を取らず、2時間に 1 回以上立って軽い運動をする
- 長時間座ったままの姿勢でテレビやビデオを見ないで時々軽い運動をする
- 座位を取っている時も足首を曲げ伸ばしして上下に動かす運動をする
- 長時間自動車のシートに座った姿勢で眠らない
- ふくらはぎのマッサージをする など