医療法人 慶友会

休日の朝の楽しみ ~至高のコーヒー、“エチオピア・ゲイシャ”~

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休日の朝の儀式がある。まずはお好みのコーヒー豆を選び、コーヒーメーカーで淹れる。コーヒーが淹れあがるまでに、パソコンを立ち上げSpotifyまたはiTunes musicをクリックし、コーヒーを飲みながら聴く音楽を選ぶ。
Spotifyはスウェーデン発の世界最大の音楽配信サービスであり、iTunes musicはご存じアップルの音楽配信サービスだ。両方ともに有料会員になれば、現在市場に出回っている音楽のほとんどすべてを最高音質で聴くことができるというmusic loverにとっては天国のような環境となる。
書斎にはこのようなネット配信による音楽を楽しむシステムとともに、LPレコードによるアナログ音楽を楽しめるプレーヤーシステムもあり、気分により聴き分けているが、休日の朝のコーヒータイムには音楽配信を楽しむことが多い。
両サービスともに今流行のAI(人工知能)による選曲サービスを提供してくれる。人によって好みが分かれ、大きなお世話と思うこともあるかもしれないが、休日の朝のレイジーな時間帯は意外とツボにはまることも少なくない。
Spotifyは「My Daily Mix」として、iTunes musicは「For You」として、私が最近良く聴いた音楽からジャズ、ヴォーカル、ボサノバ、フュージョン、などのジャンル別あるいは混在させて20~30曲ずつ提案してくれる。自分の好みが配信元に捕まれているのはなんとなく不気味だが、アマゾンなどのネット販売では当たり前となっているので、これはありがたいサービスとして受け入れている。

音楽の話しはまた別の機会にして、今日は私のお気に入りのコーヒー豆を紹介しよう。
コーヒーというと日本では「ブルーマウンテン/ブルマン」が最高級で美味しいといういわゆる「ブルマン神話」があり、その香りや爽やかな味わいが日本人好みのため、もともと希少なブルマンの80%以上が日本に輸入されているという。したがって極めて高価なコーヒー豆となっておりなかなか手に入らない。しかし海外のコーヒー店でブルマンをみることはほとんどなく、このブルマン神話は日本独自のもののようだ。

ブルマンとはジャマイカのブルーマウンテン山脈の標高800~1200mの限られた地域で栽培されたコーヒー豆ブランド(Wikipedia)で、美味しいが収穫量が極めて少ないため必然的に高嶺の花となっている豆である。コーヒー愛好家としては今まで、和歌山のかわさきコーヒー店の「シティ」、鎌倉紀伊国屋の「ゴールデンキャメル」、高島屋の「タカシマヤブレンド」 、などを好んで飲んでおり、ブルマンには手を付けられないでいた(普段飲むコーヒーにあまり贅沢はできないのが本音だ)。
守谷に来てから、さあどこでコーヒー豆を手に入れようか、ネット購入をしようか、と悩むことしきり。
先日流山おおたかの森ショッピングセンターに家内と買い物に出かけた際に、“エチオピア・ゲイシャ”というコーヒー豆を見つけた。高島屋フードメゾンの片隅にあるキャピタルコーヒーショップだ。家内の買い物時間に一人で過ごす場所としてこの小さなコーヒーショップは私のお気に入りとなっている。小さなドリンクカウンターもあり、世界各地から取り寄せたコーヒー豆の中からお薦めの豆を、丁寧に一杯ずつドリップで淹れてくれるので、興味ある豆を味わうことができる。したがって買い物待ちの時間をハッピータイムとしてくれるのでうれしい限りだ。
いつものタカシマヤブレンドを買おうとコーヒー豆のウィンドウをみていたら、何やらコーヒーには似合わない“ゲイシャ”の名前がついた豆に目が止まった(写真2)。なんだこれ、「エチオピア・ゲイシャ」とは? 日本の芸者にちなんだものか、と聞くと、全く関係なくエチオピアのコーヒー豆産地の地名だとのこと。さらになかなか手に入らないために、普段は目に入らなかったのでは?との返事に興味津々!早速購入と相成った。

自宅で焦る気持ちをおさえながら、“ゲイシャ”を淹れて飲んでみた。うまい!! “ゲイシャ”豆の詳細はまたの機会に・・・

ダブリンのカフェにて(photo by Yamanaka, 2011) ダブリンのメインストリート、オコンネル通りにあるカフェで、父親と語らう少女の夢見るような表情が印象的だった。

エチオピア・ゲイシャ豆。 ショップには今年の7月から入ってきているが、秋頃までは大丈夫だろうとのこと。また来なくては!