看護部

Ⅰ ~終わりの見えない敵との闘い~

昨年よりCOVID-19(新型コロナウィルス)との闘いの中、守谷慶友病院は積極的に陽性患者の受け入れを行ってきております。最前線で目に見えないウィルスに立ち向かい、「患者ファースト」を実践している看護師の姿に感銘を受けました。 私の尊敬するナイチンゲール誓詞の一説に「われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸せのために身を捧げん」現代語訳「私は、医師の手助けをし、患者さんの幸せを願い、この身を捧げます」。まさに、この看護の心を未来へ繋げていくことが使命と思っております。

Ⅱ ~creation(クリエイション) & imagination(イマジネーション)~

看護用語で「五感を働かせて」と看護学校や先輩看護師が指導をするときに使います。感じること、それは想像し創造することだと私は思います。「患者様は今 何を我慢しているのだろう」「こうしたら楽になるかな」など日常の療養生活において投薬では治療できない領域を看護師が担っていただけるような看護サービスを提供していき、在宅復帰率向上に取り組んでいきたいと思います。

Ⅲ ~ジェネラリストとスペシャリスト~

看護師 一人一人が考えたことが実践できる職場環境を提供できるよう、努めて行きたいと思います。「現場ができる」そして、「専門的知識・技術を深める」 それを、「教育に生かせる」このサイクルが実現できることが目標の一つです。

Ⅳ ~ジェンダーフリー~

100人に1人がジェンダー問題で悩んでいます。当院 看護部は開かれた看護部を目指し、個性を尊重し、積極的に社会問題に取り組み、ジェンダー問題を抱えているエッセンシャルワーカー(看護師 准看護師 ケアワーカー)を採用していきます。 COVID-19禍で世界中が不安を抱え、混沌としている今、患者様 患者家族と真摯に向き合い、質の高い看護を提供できるよう、努めてまいります。皆様方のあたたかいご理解ご協力を心からお願い申し上げ、就任のごあいさつと致します。

守谷慶友病院 看護部 看護部長

スペシャリストの紹介

看護部紹介

看護部理念

慶友会の看護職員としての自覚を持ち、患者さんの意見を尊重しながら真心をこめて地域住民に信頼される看護を提供します。

看護部基本方針

  • 患者さんの人権を尊重し、満足していただける看護を実践します
  • 専門職としての自覚と責任において学習の機会を活用し看護実践能力を養います
  • 医療チーム間の連携を図り病院経営に積極的に参画します

看護部スローガン

地域を愛し、地域に信頼される看護の提供

看護部目標

  • <ニーズをとらえる力>
    生活の質を重視し、その人らしく暮らせるケアの視点をもつことができる
  • <ケアする力>
    患者の個別性に配慮した安全で安心な看護を実践する
    予防を重視した介入ができる
  • <協働する力>
    多職種と円滑な情報共有・交換をすることができる
  • <意思決定を支える力>
    患者の意向を多面的にとらえ、最善の選択に向けた支援ができる
  • <自己教育/研究能力>
    仕事とライフスタイルの調和を図り、長期展望で能力を開発し、社会的役割を果たす
  • <組織的役割遂行能力>
    病院使命を認識し十分に機能を発揮する行動がとれる
  • <基本的資質/態度>
    プロ意識を高め専門性を十分に発揮できる

看護体制

一般病棟、障害者病棟は10対1看護の配置基準で看護を行っています
地域包括ケア病棟は13対1看護の配置基準で看護を行っています
24時間お世話させていただくために2交代制(変則あり)をしています
以上の配置基準で看護を行っています

教育体制

<教育理念>
専門職業人として主体性・自立性を持った人材の育成
チームワークと連携を重視した人材の育成

<教育目標>

  • 法人内外の連携強化支援
  • 自己研鑽の学習支援
  • 研究発表の支援

看護部門の紹介

外来

当院外来は20の診療科があり、その中には禁煙外来、糖尿病外来、リウマチ外来という専門外来もあります。

糖尿病外来では他職種と連携し合併症予防や食事の指導といった糖尿病教室も開催しています。
また外来化学療法室では、安全な治療が行えるように身体的、精神的側面からの支援も行っています。

来院した患者さんが安心して診療を受けられるよう常に笑顔で接することを心がけながら、日々の看護に取り組んでいます。

手術室

3つの手術室で、年間約1100症例の手術が行われています。

患者さんが安全に手術を受けられるよう、スタッフ間での情報共有を密にし、チーム医療の提供を行っています。
また、術前、術後訪問の実施を通し、患者さんのお話を聞くことで手術に対する不安の軽減や手術室運営が安全で円滑に行えるよう取り組んでいます。

スタッフも専門知識や技術の習得を積極的に行い個々のレベルアップにも力を入れています。

透析室

透析室の特徴は安全で質の高い医療の提供、全人的な看護の提供です。
腎不全保存期から透析導入、維持透析となるまでの全てにおいて携わり包括的な医療、看護の提供をするためにデータの確認やカンファレンスの実施、看護研究や学会発表にも力を注いでいます。また、透析看護未経験者でも安心して働くことができるようプリセプターによるマンツーマン方式で育成をするとともに施設全体で教育をバックアップしています。

東2階病棟

当病棟は2019年1月から地域包括ケア病棟に変わりました。
「暖かな心配り」ができるよう日々励んでいます。

「在宅復帰」を多職種間で共通の目標とすることで連携が深まり、多職種・地域とつながる看護・つなげる看護を導きます。退院先を見据えた提案、必要な指導、実際の日常生活動作を具体的にイメージし一緒に実践に近い練習を行いながら心に寄り添ったケアをしています。

心身ともに安心して在宅療養が迎えられるよう退院支援を行っています。

東3階病棟

42床の障害者病棟です。障害者病棟の対象者は、重度の肢体不自由者、脊髄損傷の重度障害者、重度の意識障害者、国の定める難病患者さんです。対象外として医療的には急性期を脱し症状が安定した患者さんも入院しています。

意思疎通が困難な患者さんやその家族と真摯に向き合い一人一人にベストなケアが提供できるよう日々スタッフ全員で考え協力し頑張っています。

西2階病棟

HCUを含む急性期病棟で周手術期看護を中心に内科的治療から化学療法、ターミナルケアも行っています。
HCUでは手術後の患者さんや呼吸、循環不全の患者さんの全身管理を行っています。

高齢で既往のある患者さんが多いですが、早期離床を心がけ、術後合併症予防に努めています。また、入院後早い段階で多職種と協力しながら、退院後の生活が円滑に行えるよう、退院支援も行っています。

西3階病棟

46床の地域包括ケア病棟です。急性期治療を経過し病状が安定した患者さんに対して、在宅や介護施設への復帰支援に向け治療、看護、リハビリなどを行っています。

また、多職種と連携し安心して退院できるよう退院支援にも力を入れています。

 

機械浴

当院の大きな特徴は機械浴のスタッフを専任で置いているため、寝たきり全介助の患者さんでも週2回は入浴が可能です。

患者さんの清潔保持に努めています。

看護部の教育

看護部教育理念

  • 看護部の理念に基づき、安全で質の高い看護サービスを提供できる。
  • 看護職の育成を目指す個々の職員のニーズと目標を尊重し、自己研鑽できる看護職を育成する。

教育目的

優れた看護実践能力を発揮し、自己研鑽できる看護職を育成する。

教育目標

  • 専門職業人として対象に適した看護実践ができる。
  • 組織及び医療チームの一員としての役割を認識し、責任を果たすことができる。
  • 自己研鑽ができ、教育的役割を果たすことができる。
  • 看護の質の向上を目指した研究的態度を持つことができる優れた看護実践能力を発揮し、自己研鑽できる看護職を育成する。

キャリア開発と目標管理制度

  • キャリアとは、生涯を通しての自己実現過程である。
  • 自己実現の方向性として、ジェネラリスト、認定・専門看護師、管理者などの選択がある。
  • 当院では目標管理制度を取り入れ、キャリア開発に力を入れ、資格取得の支援体制をとっている。
  • 糖尿病療養指導士の資格取得に向けプロジェクトを組んでいる。
  • 特定行為看護師の資格取得に向け万全の体制でサポートしている。

教育体制

研修プログラム

研修の様子

感染の研修 防護具の着け方

電子カルテを利用した患者認証の演習

看護技術演習 移乗

BLS

新入職者研修

院内研究発表会

伝達講習会

看護技術演習 採血

看護技術演習 点滴

インスリン療法 演習

挿管介助 演習

医学講座 年4回開催

院内研究発表会

伝達講習会

ワークライフバランス

看護師の一日

白衣・スクラブに着替えて元気にあいさつ。一日の始まりです。

朝礼の後、電子カルテを活用しながら申し送りをします。
1日8名前後の患者様を受け持ちます。

受け持ち患者様に挨拶をしながらラウンドします。ベッドサイドを確認しながら環境整備を行い、患者様の状態を観察します。
患者様と今日のスケジュールを確認します。

点滴や内服薬準備、検査の準備をします。ダブルチェックを行い、ミスの内容に確認します。実施はパソコン認証をし確実に行います。

検温、清潔ケアを行います。入院の対応を行います。

昼食を配膳します。少しでも食べられるように必要な方は食事介助を行います。
食後は口腔ケアや与薬を行います。

看護師の一日看護師も交替で休憩します。お弁当を持ってきたり、職員食堂で食べたり、時にはほっかほっか弁当の出前をするときも。
休憩室ではリラックスし、和気あいあいです。

カンファスを行い、チームで様々な問題を解決したり話し合い、情報を共有します。

受け持ち患者様のラウンドをし、状態を観察、電子カルテに入力します。

夜勤者に患者様の大切な情報を引き継ぎます。

勤務終了

福利厚生

基本的な休暇制度

  • 変則4週8休、祝祭日、年末年始(祝祭日、年末年始に出勤した場合には振替休暇)
  • 年次休暇20日(初年度付与10日、前年繰り越しも含め最大40日)

子育て支援等が充実

  • 育児休業制度
  • 育児時間制度(時差出勤・退勤が可能)

その他の休暇制度

  • 結婚休暇制度
  • 介護休暇制度など

職員の健康維持・増進事業

  • 年2階の健康診断(毎年3月と9月に実施しています)
  • 女性職員乳がん検診(マンモグラフィー、乳腺エコーを実施し専門医が読影します)

職員寮完備

  • 守谷慶友病院から通勤距離が2Km以内に4か所のアパートがあります(見学可)

院内保育室

  • 病院隣接地に24時間型保育施設を設備
  • 対象:生後3か月~小学校就学前まで
  • 利用料金 最大15,000円(年齢問わず)
  • 近隣の保育園、幼稚園バスの昇降もスタッフが付き添います

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