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外科のご紹介

外科のご紹介 目次

診療概要

  • 鼠径ヘルニア(脱腸)、痔核、虫垂炎、胆石などの一般良性疾患から、胃癌、大腸癌、肝胆膵領域の癌などの消化器悪性腫瘍にいたるまで幅広く対応しております。
  • 胃潰瘍や急性胃炎,虚血性大腸炎などの内科領域の病気に対しても外来・入院治療を行っています。
  • 外来での化学療法や緩和医療といった癌に対する保存療法も行っております。
  • 中規模病院の特色を生かし、医師と患者さんの距離が近くなるような医療、患者さん各個人の病状にあわせたオーダーメイド医療、小回りの効く医療をこころがけます。
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各疾患について

胆石症


  • 図1
    肝臓についている胆汁を貯め濃縮貯蔵する袋(胆嚢)に石(胆石)ができる病気です。 (図1)
  • 急性胆嚢炎に対しては、抗生物質投与、点滴+消化管安静(食事を休みます)を行い、炎症の改善を待ってから手術を行います。
  • 一部の胆石(砂状の胆石や石灰化の少ない胆石)に対しては、ウルソというお薬で経過観察、治療が可能です








    図2
  • 手術は腹腔鏡下胆嚢摘出術を行います。おなかに数箇所の穴を開け、手術鉗子を用い胆嚢を取り出します。概ね1週間以内の入院が必要です。(図2)
  • 総胆管結石(胆嚢の中の石が総胆管(胆汁を十二指腸に流す管)に落ちた場合:図1)に対しては、胃十二指腸カメラを用い総胆管の出口を切開し、結石を取り出します。








鼠径ヘルニア

  • 鼠径部(足のつけねの部分)の鼠径輪(腹壁の欠損部)から、おなかの中の脂肪や腸が脱出し、足のつけねがはれる病気です。脱腸と呼ぶ場合もあります。
  • 手術は、脱腸を引っ込めて鼠径輪をメッシュパッチという人工布で覆い補強することを行います。
  • 当院では、従来品と比べ術後違和感の少ないライトウェイトメッシュ(軽量メッシュ)を用いています。3から4日間の入院、入院の翌週から軽作業、職場復帰が可能です。

痔核

  • 出血や痛み、違和感、排便困難に対し肛門軟膏+内服治療を行います。薬での治療で良くならない場合手術を考慮します。
  • 手術は単発、軽度のものに対しては痔核の切除を行い、複数のものや脱肛(肛門の粘膜が排便時に肛門の外に出る)に対してはPPH法(自動縫合器を用い、肛門粘膜を全周性に切除します)を行います。概ね3から5日間の入院です。

胃癌・大腸癌

  • 胃癌は日本人に多い病気であり、がんで亡くなられる方の数は肺がんに次いで第2位となっています。
  • 大腸癌は、食事の欧米化や運動不足などが要因となり近年増加傾向にあることが報告されています。
  • 胃癌と大腸癌は異なる病気でありますが、その治療に関しては共通する次の3つの要因によりおおまかに決定されます。
    @深達度:癌の深さです。消化管の壁は、浅い部分(粘膜〜粘膜下層)から深い部分(筋層、漿膜(消化管を覆う膜))へと分類されます。 癌が粘膜→筋層→漿膜へと深くなるにつれて、病気が進行していると考えます。

    Aリンパ節転移:リンパ節は癌細胞を食い止める関所のような役目をします。リンパ節の転移の有無、個数が病気の進行度に反映されます。

    B遠隔転移:局所(腫瘍本体と腫瘍近傍のリンパ節付近)よりもより遠くの部位(遠隔)へ転移する場合です。転移先として、腹膜、肝臓、肺、大動脈周囲リンパ節などがあります。 遠隔転移がある場合は癌が進行していると考えます。
  • 治療について
    @内視鏡治療:早期の癌に対して行います。 胃癌の場合、潰瘍を伴わず粘膜内に限局し、かつ分化型腺癌(=癌が分化している、癌の顔つきが比較的良いもの)、大きさが2cm以内の病変に対して行います。 当院では従来から行われている内視鏡的粘膜切除(EMR)に加え、病変の一括切除が可能である内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)も行っています。 大腸癌の場合、病変が粘膜内に限局、もしくは粘膜下層への浸潤が軽度の病変に対して行います。いわゆる大腸ポリープの内視鏡切除はこのカテゴリーに入ります。
    病変がポリープ型(キノコのような形)の場合は内視鏡治療の良い適応ですが、病変が扁平型の場合、内視鏡治療では癌を取り残す可能性がありあまり適しません。


    図3
    A手術:大きく分けると以前から行われている開腹手術と、近年の手術手技の進歩から生み出された腹腔鏡下に分けられます。腹腔鏡下手術 (図3)は、おなかに小さな穴を5カ所程度開けスコープを挿入し、お腹の中をのぞきながら手術鉗子(棒状の器具の先に電気メスや把持子がついている)を用いて癌本体や周囲のリンパ節を切除します。キズが小さいため、術後のいたみが少なく、見た目にもきれいである点が長所ですが、一方で手術鉗子の扱いが難しく、手術時間が長くなることや視野が限られているのでリンパ節の切除が難しくなることが短所としてあげられます。当院では胃癌の場合、病変が粘膜下層までの深さで明らかなリンパ節転移が無い場合に行います。大腸癌の場合、病変が腸壁内にとどまりリンパ節転移が軽度(腸管近傍にとどまり、転移個数が3個以下)の場合に行います。これらの範囲を超える胃癌・大腸癌、大腸癌で腸閉塞を伴う場合や腫瘍が大きい場合は従来どおりの開腹による手術を行います。

    B抗がん剤治療(化学療法):主として遠隔転移を伴う、手術適応のない進行した癌や再発癌に対して行います。進行胃癌・大腸癌では使用する抗がん剤の種類、投与方法はガイドラインで決まっており、これに沿っておこないます。遠隔転移を有する胃癌・大腸癌では抗がん剤のみで完治することは難しいですが、抗がん剤の効果の得られた場合(癌が小さくなった場合)は、手術を行い完治を目指します。当院では大腸癌肝転移などの遠隔転移例に対し積極的に手術を行っています。

癌の緩和医療

  • がんの進行に伴う症状を和らげるための治療です。がんは進行の度合いや、転移した部位に応じた症状を引き起こします。例を挙げると、消化管の閉塞による腹部膨満、嘔気、食欲不振、 腹膜転移による腹水の貯留、腹部膨満、骨転移によるいたみ、腹部大動脈周囲神経への浸潤による背部痛などです。痛みに対するモルヒネを含めた各種の鎮痛薬の使用のみでなく、不安や不眠を和らげるお薬を併用したり、腹水や腹水などのコントロールを行うなど、多方面からアプローチすることで苦痛を少しでも取り除けるようにいたします。

呼吸器疾患

  • 非常勤の呼吸器外科医が勤務しており、気胸や肺がんなどの呼吸器外科疾患にも対応しています。肺がんの化学療法も行っています。
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