難聴と認知症

人間は何歳まで生きるのでしょうか?

今日の日本で生まれる子どもの半数以上は、少なくとも 110歳 まで生きるでしょう。

年をとると・・・
  • 認知症が心配?
  • ふらついて転びやすくなる?
  • 聞こえが低下して話しがわからない?
  • 耳、頭の中で雑音(耳鳴、頭鳴)がする?
  • が出にくくなる?
  • うまく飲み込めない、むせる
人生100年・・・豊かな生活を送るために感覚器の健康が大切です!

「五感」とは人の重要な下記の感覚器

  • 視覚(見る)
  • 聴覚(聞く)
  • 嗅覚(匂う)
  • 味覚(味わう)
  • 触覚(さわる)

を言います。

これに人が生活をしていく上で欠くことのできない 平衡感覚(バランスをとってふらつかないで歩ける)を加えて、6つの感覚、「六感」は豊かな生活を送るために非常に大切です。

認知症で最も関連している物は何でしょう?

それは「聞・こ・え」

研究で分かった最も大きな要因は、中年期(45~65歳)の聴力低下で全体の9%を占めました。中年で耳が遠くなると、9~17年後に認知症になる例が増える傾向があります。

ランセット国際委員会2017

Lin FR, et al. Hearing Loss and Incident Dementia. Arch Neurol 2011, 68(2):214-220

難聴のチェック

  • 体温計のピピッという電子音が聞こえない
  • 携帯電話の着信音が聞こえない
  • テレビの音が大きいと注意される
  • 話し声が大きくなったと言われる
  • 顔を見て話さないと会話がしづらい
  • 聞き間違いが多い

中耳の構造

慢性穿孔性中耳炎の日帰り手術前後(82歳、女性)

両側の慢性中耳炎で鼓膜穿孔があり、補聴器を装用中。
手術後は聴力が改善し、友達との会話も大変スムーズになりました。
周囲の音が聞こえるようになったため、耳鳴りも楽になったようです。

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