ハートラインNo.9 入所者さんに満足していただける施設を目指して

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高齢化が進む共に、寝たきりの要介護老人は増え続け、要介護認定者も増加の一途をたどっています。高齢者介護の目的は自立支援であり、在宅復帰にありますが、実際には様々な問題があり現実は容易ではありません。 当施設では、入所者の方一人一人の持っている能力を知ることから始め、その方の合った医療・看護・介護・機能訓練を中心に行なっています。そして入所者の方が生き生きと明るく、自立した生活が送れるよう支援させていただいています。ですが、短期入所の方の場合は、家庭での状況把握が不十分であること、環境の変化による不安定な精神状態が起こりやすいこと等の問題があり、どうしても手を出しすぎてしまう傾向にあります。これに対しては、家庭での状況把握の方法を変更しており、良い結果につなげていきたいと考えています。 入所者さんとゆったりとした時間を過ごす余裕がない状況ではありますが仕事の合間に交わす短い会話から、笑顔が返ってきます。短い会話の積み重ねではありますが、一人一人の個性が発見できたり、驚かされたり、時にはきりきり舞いをさせられたりと色々なことが起こります。介護の現場は大変でありますが、全員のスタッフが介護の仕事は楽しいと言い、嬉々として仕事をしてくれています。 そして、入所者さんに満足していただける施設をめざしスタッフ全員日々努力していきたいと思います。

辻 洋子

-医療法人慶友会の広報誌

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